2016年7月:新しいリース会計

posted Jul 5, 2016, 5:50 AM by Naoko Konno
FASB(米国会計基準財団)とIASB(国際会計基準財団)との10年に亘る協働プロジェクトであったリース会計につき、ようやくこの2016年4月に、新たなリース会計基準が決定、公表された。米国ではFASB ASU No.2016-02(Topic842)がそれである。

適用開始は、公開会社においては2018年12月15日以降開始する事業年度から、その他の会社は2019年12月15日以降開始する事業年度から。早期適用は全てにおいて可能。

改正骨子は、長年、オフバランス(貸借対照表に未計上)であった、オペレーチングリースもオンバランスとすることにある。

新しいバランスシート計上用語は、リース使用権(Right-of-Use Asset)であり、負債側はこれまで通りのリース債務。リース期間に対応して、リース支払い総額を、1年内部分は流動資産の部に、1年超部分は非流動資産の部に表示。損益計算書表示はこれまで同様、支払い経過分をリース費用として計上。キャッシュフローステートメントの表示は、支払い分につき、投資活動の部に表示。 脚注開示は、ほぼこれまでと同様。

この新しいリース会計適用での大きな影響は、恐らく、これまでは一切バランスシートに計上されることがなかった、
・ 賃貸建物リース
・ 賃貸オフィースリース
・ 1年超契約での様々なリース契約オフィース機器、リース契約車両
などであり、相当に広範囲の企業、事業規模に係わらず影響を受ける。 特殊分野では航空会社がバランスシートに計上してこなかった、オペレーチングリース航空機など。
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